11月19日土曜日 第3日目
韓国コース
報告者;北條
天候 晴時々小雨
コメント;今朝は初めて、朝食の開始時間に遅れる生徒や、手荷物に移しておくべき用意をスーツケースに入れたままの生徒などが数名出た。しかしそのミスを、恥ずかしそうに、自分から「気をつけます・・・」と反省している様子であった。以前は「起こしてくれなかったんやもん」と、自分の起床を親御さんの仕事であるかのように言っていたことから思うと、成長を感じる。
朝、雨上がりの仏国寺を早足で見学。予定では80パーセントの降水確率だったが、今日もほぼ晴れて快適。多くの生徒が、寒さ対策の上着を「暑い」と言って脱ぐほど。今年の韓国には、十一月にりんごの花が咲くほど、季節外れの暖かい日が時折あるのだ。
慶州ナザレ園では、学園の皆様からお預かりした献金をお届けできた。感謝したい。ほかにも、ナザレ園の宋先生が学園を訪問された際立ち寄られた、ほしのひかり保育園の園児からの絵などの贈呈もでき、他校園との連携を感じることができ、有難かった。コースリーダーの司会のもと、Iさんの美しい独唱にはじまる「ふるさと」の合唱、ソーラン節披露、肩もみ、おばあさんからのお返しの歌、歓談しながらの折り紙など、充実した時間を過ごせた。去る時には数名の生徒が泣きそうになってしまい、名残惜しさから出発が15分遅れた。
予定が押したことに加え、土曜の道路渋滞により、昌原の家訪問をカットした。
昌原南高等学校に着くと、地元のテレビ局が待ち構えており、バスの到着シーンを撮影している。ずらっと並んでいるのは、ホームステイのバディの名前を大きく印刷した紙を持つ昌原南高校の生徒たち。出会えたペアから講堂が入り、交流会が始まった。引率教員もコースリーダーも、覚えたてのハングルで挨拶ができた。相手校も生徒が日本語で挨拶を準備してくれていたので、お互いに相手の国の言葉でできたことになり、よかった。ソーラン節と、副コースリーダー2人によるダンスは非常に好評であった。昌原高等学校から、ショパンの演奏、3人のポップス熱唱などがあった。ホームステイの相手との写真撮影、全体の写真撮影の後、数名がテレビ局のインタビューを受け、解散となった。交流会 中盤まで、何人もの生徒が緊張した面持ちで、「無理~」と訴えていたが、交流会の最後には、「(言葉が通じなくても)大丈夫やった」とうれしそうに報告に来る。体調が悪いと朝から訴えに来た何人かの顔も、すっかり笑顔になっている。1時間半の交流会を経て、少し緊張もほぐれ、やって行ける自信が多少なりともついてから、ホームステイ先に行ってくれたと思う。
夜になっても教員の携帯には着信が無い。無事に、元気に、なにより楽しく過ごしていることと想像される。今日は、生徒が各ホームステイ先に行っているため、生徒のコメントは載せない。